お名前: 四角五角
藤原竜也主演「カイジ 人生逆転ゲーム」を観て気ました。
バイト仲間の連帯保証人になり、身に覚えのない借金を背負ってしまった主人公カイジ。返済能力なんて無いカイジに金貸しはカジノ船エスポワールでの博打を持ちかける。勝てば借金はチャラ。負ければ強制労働。この挑戦に応じてしまうカイジの運命は如何?
マンガを原作にした映画です。深夜アニメにもなった人気漫画で、言われてみれば観た事があるかな〜っと思います。作品は今流行の心理戦と確率論でゲームを勝ち抜く。どうやらこの漫画が元祖らしい。
感想だけれど、作中に行われるゲームは3つ。ジャンケンと綱渡りとカードゲーム。内駆け引きとかがあるのは最初のジャンケンと最後のカードゲームだけ。この二つは心理戦が面白く、二人の役者藤原竜也と香川照之の演技力がものすごかった。でも、手に汗握ったのは綱渡り。なんせ地上数十メートルの上の鉄骨を渡るのだから無条件で怖い。
この作品の良かったところはきちんとした演技力のある役者で物語が構成されているという事。天海祐希・山本太郎・光石研・佐藤慶と実に芸達者なメンツである。
優男風の好男子顔の藤原竜也が物語り序盤でうだつの上がらないアラサーのフリーター役がこれほどマッチするとは正直思いもしなかったです。しかし、ゲームが進むにつれて表情はだんだんデスノートの顔に…。表情の変化が上手ですね。あと、山本太郎も上手いな〜。お調子者だけれど、それだけじゃない裏のある男。笑いながら人を刺し殺す事が出来るような役が彼に似合いそう(^_^;)友情出演の松山けんいちだけははなんか…。同じく友情出演のもたいまさこ。一体誰の友情出演なんだろう?
この映画は究極的に言うと勝ち組と負け組の対決。序盤に勝組代表の香川照之の台詞は実に説得力があり、まますればその台詞に感化されそうになります。しかし、それは勝ち組の理論、強者の理屈であって勝利こそが全てである。こうした演説に魅了されるのはどこかで自分も勝ち組になりたい、成り上がりたいと思うからであろう。だから主人公カイジの訴えは負け犬の遠吠え、自己正当化にしか聞こえない。しかし、誰もが勝ち組になれない以上じつはカイジの叫びこそが社会の声なのだろう。そう考えるとこの作品のテーマは実に奥が深い。
いや〜この映画を見終わって正直怖いです。自分も何時カイジの側になるとか思うと胃が痛いです。私は絶対にあんな心理戦も観察力も無いですからね。借金はしないに限ります。
続編はあるのだろうな〜。
評価
☆×1>料金分の価値はあり
[2009年11月03日20時24分]
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お名前: 四角五角
「バタフライエフェクト3」を観てきました。
過去に戻る事が出来る特殊能力を持つ主人公は、その能力を犯罪捜査に協力することに役立っているサム。そんなサムの所に彼の嘗ての恋人の姉が訪れる。サムの嘗ての恋人レベッカは昔に殺され、犯人は恋人だった男。その男の死刑が執行されると告げる。しかし、レベッカの姉は犯人は彼ではないと主張する。レベッカの日記には自分をストーキングする人物を示唆する記述があり、その人物こそが真犯人だと主張するのだ。しかし、サムは事件解決の手助けをする事を拒む(レベッカの姉はサムの力は知らない)。自分の為に能力を使う事を禁忌としていたからだ。しかし、一人考えに沈むサム。そして、決意する。自分の能力を知る仲間(妹と物理学教授)の忠告を無視して嘗ての自分の恋人を助ける為に彼はタイムスリップするのだった…。
好評シリーズの第三弾。主人公が過去に戻る事が出来る力を駆使して何とか現実をよりよい方向へ導こうとするが、過去に戻れば戻るほど事態は悪くなると言う救われないお話。第一作目は割と純粋なラブストーリー。2作目も同じような話。で、今作はちょっとグロイ推理物。まあ、血しぶきは飛ぶし正直気持ち悪かったです。でも、出てくる女優さんが割と綺麗で目の癒しにはなりますが、殺されるんだよな〜。
物語も脚本も2作目よりは遙かに出来の良い物に仕上がっています。ラストの救われなさも前作以上。しかし、推理物としては中盤で犯人が推測できてしまうのが少し残念。まあ、推理自体がメインではなく、過去に戻る程に救いが無くなるのがこの映画の特徴だからそれもありでしょう。
でも、この映画の終わりはこれで良いのか?と思ってします。確かに救いはないけれど、主人公の救いの無さ度合いというか、あれは無しだろう。でも、最後の最後でちょっと怖いです。
私としては第一作目が一番好きです。
出演俳優はそれほどメジャーではない人ばかりです。でも、上手な気がします。
評価
☆×1>料金分の価値はあり
[2009年11月03日20時20分]
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