テーマ:「おふくろさん」問題

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お名前: そんし
ひとつの曲が世に出るにはたくさんの人が関わることになるのは当然のことです。それをまっさきに感じなければならないのは、それに気づいていなかった森進一ですね。

CDが爆発的に売れた場合、一般に、一番貢献度が高いのは、企画宣伝を行った企業です。次がその企画通りに動いた歌手本人。作曲や作詞は、どちらかといえば裏方で、実質上はCDの売り上げにはさほど貢献していません。

だからといって作詞家が独善的に著作権を主張する権利は無いというのとは次元の違う話です。誰でも自己の存在の根拠となっている権利を主張することは全く正しいことだからです。

反面、著作権で食う厳しさもよく知っています。だから、おふくろさんの曲に全く違う歌詞をつけて森進一に歌わせることを、作詞家はやめて欲しいと懇願したりはしません。作詞家だけ、のけ者にされる場合だってある厳しさも承知して仕事をしているからです。

作曲家が権利を主張したいのであれば、同じ曲に、全く別の歌詞をつけて歌わせればいいのです。歌手もそうです、作詞家の存在を否定するほど自分に実力があると思うなら、詞なんて無くてもいいのです。鼻歌でも森進一のファンなら泣いてくれるはずですから。作詞家はそれを止めたりはしません。

CDの場合、独占的販売契約がどうなっているのか知りませんが、業界は契約に乗っ取って淡々と処理すればいいだけのことです。すでに印税を支払った分は販売する権利が当然あります。今後契約しないと言われれば勝手に生産できないというだけの事で、誰も困ったりはしません。印税さえ支払えば森進一に歌わせることができる契約になっているのなら、その契約通り、作詞家を無視して販売し、印税を支払っていけばいいだけの事で、なにも実害は発生しないのです。

誰でも著作権料を収入としている人は味わうことですが、作者に面と向かって「ひとつ作ると、あとはコピーするだけだから、儲かっていいね」とひどい言葉をしょっちゅうかけられます。それがひどい侮辱的な言葉だということを全く感じずに。こちらは一応大人のつもりなので、そのたびに「いいでしょう。儲かりますよ」と笑ってかわしますが、心中はぶんなぐってやりたい衝動が起きます。徹夜の連続で健康と引き替えに命がけで作った作品なのに、そんなこと知りもしないくせに良く平気で言えるものだとね。

ようやくこれから、そのぶんを少しでも回収しようと思っている矢先に、その回収するシーンだけ取り上げて、まるで詐欺師でも扱うかのような侮辱的な言い方をするわけですから、腹が立ちますよ。だから森進一氏に「もうすでに森進一のおふくろさんになってる」と言われた時の川内氏の心境は痛いほどよくわかるのです。

どうして自分に収入があるかといえば、その作品は他の人には作れなかったからだという単純な理屈がわかっていないから言えるのでしょうね。侮辱的な言葉が説得力を持つのは、その金をもらえるならもっといい物が作れるという人が言った場合だけです。

[2007年03月06日10時08分]
お名前: 四角五角
 著作権料で生活してみたい私ですが、今回の報道で誰か忘れ去られている人がいませんか?作曲者の猪俣公章氏。すでに鬼籍には入られているようですが、それでも著作権料は遺族の方にはいると思います。今回の騒動でこの人たちが全く忘れ去られているのが気になります。仮に作曲者側サイドから「森氏に『おふくろさん』を歌ってもらいたい!」という主張が出たら?もしくは、川内氏に「あんたが歌うことを禁止するのはかまわない。しかし、本来森進一氏が歌うことによって自分たちが手に入れられる著作権料はどうなる!代わりに払ってくれるのか?」と主張してきたらどのようになるのだろう?すでに販売されている「おふくろさん」及び収録されているCD。森進一の名前で売ることが出来ないのなら、CD屋さんに陳列している「おふくろさん」関係のCDの行方は?販売中止の場合の損害賠償は?
 それに、10年も改変した「おふくろさん」を歌ってきてなんらアクションをしてこなかった(一説には抗議したらしいが)。この10年歌うことが出来たことはなんか法的に意味を持つのだろうか?違う件ですがよく一定の期間所有したら所有権がどうたらという話がありませんか?
 一つの歌に関してシンガーソングライターを除けば複数の人が一曲の歌に関わっているのだけれど、誰が一番その歌に対して法的影響力を持つのだろうか?作詞家?作曲家?歌手?レコード会社?

 ああ夢の印税生活……。
[2007年03月06日00時35分]
お名前: そんし
歌手の森進一氏が作詞家に無断で歌詞を改変して歌唱した事で作詞家の川内康範氏が怒った問題で、川内氏は著作権協会に森進一氏の歌唱禁止申請をしたそうです。

わたしも長年著作権料だけで食ってきましたので、川内氏の気持ちはよくわかりますね。著作権者に対する無礼を怒っているのに、「もう森進一のおふくろさんになってますからね」などとせせら笑う映像を見せられたら、そのあとどんなに謝罪しようと、絶対に許す気にはなれないでしょう。

私など、むしろ川内氏は、なんと寛大なんだろうと驚くくらいです。著作権法は民法ではなく刑法ですので、川内氏が刑事告発すれば森氏は犯罪人として起訴されるのですから。それも紅白歌合戦で全国に放送してしまったのですから犯罪行為は明白です。

森氏は川内氏が許せばふたたび歌えると勘違いしているようですが、たとえ今後民事的に和解して川内氏に許されたとしても、刑法上許されたことにはなりません。

また民事的には、著作権者が一言ダメと言えば、もう森氏は一生「おふくろさん」を歌うことも、CDを販売目的で作成することも、放送局が歌番組で流すこともできないはずですが、でも改変のない歌詞で歌うことさえ森進一氏に限っては禁止するというのでは、果たして独占禁止法に触れないのか気になります。

[2007年03月05日16時33分]
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