お名前: 四角五角
「パビリオン山椒魚」
内容は、主人公であるレントゲン技師の所に幕末から生きているとされている大山椒魚が本物かどうか確かめて欲しい。ついては、財団で管理されているから盗み出してそれを確認してくれとの無茶な依頼だったが手元不如意のために引き受ける。しかし、大山椒魚はすでに盗まれており、仕方なしにレントゲン車に帰るとそこには盗むはずだった大山椒魚とその飼育を任されていた一族の娘が!奇妙な出会いは奇妙な事件へと続くのだった。
正直見ていて訳の分からない話です。一応山椒魚を巡るサスペンス仕立てにはなっていますが途中に訳の分からない登場人物が出てくる、意味不明なシーンが挿入される。筋が分からない台詞も出てくる。観客の頭を混沌とさせるだけの作品。オダギリジョーの一人舞台といった感じでもあるが、ヒロイン役の香椎由宇はスクリーン映えだけはする女優さんだった。あと、高田純次がでてくると良くも悪くもそのシーンが軽くなる。
評価
★×2>睡魔と闘う修行
[2007年02月26日00時45分]
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お名前: 四角五角
オダギリジョー主演映画「ゆれる」と「パビリオン山椒魚」を観てきました。
「ゆれる」
内容は、母親の一周忌法要に帰郷した東京で売れっ子カメラマンの主人公の姿から始まります。兄は弟に幼馴染みで家業のガソリンスタンドで働いている女性と一緒にドライブに行かないかと誘う。初めは断るが、スタンドで兄と仲良く働いている幼馴染みを見て、弟の中にもやもやした感情が芽生えた。そして、主人公は幼馴染みを家に送り彼女の家で関係を持った。深夜家に帰る主人公。居間では洗濯物をたたんでいる兄の後ろ姿があった。後ろめたさを感じる主人公に兄は明日の渓谷へのドライブに誘い、主人公は了解する。しかし、悲劇はそこで起きた。
吊り橋の向こうに行った主人公の後を追う幼馴染みの娘。そして、その後を追う兄。吊り橋が怖く、娘に半ばしがみつくように吊り橋の半ばまで行く。そこで二人の間に事件が起きた。自分を罵倒し主人公と一緒に東京へ行くと叫び自分の手を振り払う娘。動転し娘を一度は突き倒す兄。遠目から見ていた主人公の目に映ったのは橋の上で二人がもみ合い、幼馴染みが川へ落ちていく姿だった。一時の遊びと思って抱いた主人公。幼馴染みの娘は退屈な田舎を出る好機であり、昔の恋人とよりを戻す機会と考えた。そして、兄は・・・。
一度は事故と処理されたが、自責の念のかられたのか主人公は警察で自分が突き落としたと告白してしまう。そして、舞台は裁判の場へ。そこは、兄弟の絆を確かめる場所でもあった。兄弟の運命は?
重い映画でした。自分を捨てて家族の為に長男として家を継ぎ、人柄も温厚篤実な兄。田舎を嫌い家を捨てて、自由に生きてカメラマンとして売れている弟。東京にあこがれ主人公と恋人関係にありながら田舎で暮らす女性。三者三様にふりこは揺れ動き、最悪の形で現実がふりこは揺れる。徐々に家族に潜んだ仮面がはげていくようすは特殊な家族の話しではないだけにリアルで胃が重くなりました。
演技ですが、裁判が進むにつれて兄は良い人、良い息子、良い兄の仮面を捨て去る。この変化を香川照之が熱演してました。豹変する際の目の色が変わって見えるほどにその演技は怖かったです。軽佻浮薄で気ままな売れっ子カメラマンと自分なりに兄を思う弟を演じたオダギリジョー。元が無表情な彼ですが最後に兄を呼び止めようと叫ぶ表情は新鮮でした。他に主人公達の父親に伊武雅刀、彼らの伯父で弁護士の役に蟹江敬三。脇がきっちり演技をしていたので隙がなく、派手さはないけれど良いキャスティングだと思いました。賛否が分かれるところでは検事役にキムニィこと木村祐一。関西弁の検事で、不細工な彼は女性に縁のない主人公の兄に検事の弁法としてネタにするあたりはうまいキャスティングかもしれないけれど、他にももっと台詞回しの良い役者がいただろうにと思った。
正直言うと、この主人公は最後まで良いとこ取りの順風万般で人生を楽しんでいる。逆に兄は全てを失う。父親には呆けの兆候が。なんともやりきれない、気ままな主人公に苛立ちを感じる終わり方でしたが、全てを失った兄はむしろそれを望んでいた感があり、ラストのシーンは見終わった人にそれぞれのエンディングを許してくれるものでした。あと、裁判。主人公の兄の腕には吊り橋の事故の際に出来たひっかき傷があり、この手のものは警察の調査で調べられているだろうに、そのことが最後まで兄弟しか知らない事になっているのに裁判の甘さを感じた。そして、そのことに気付いた弟が後悔するシーンに「遅いわ!」とつっこみを入れていた。
評価
☆×2>余韻に浸れます
[2007年02月26日00時15分]
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