テーマ:映画】「父親達の星条旗」

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お名前: カーター
私も先日、見て来ました。英雄は作られるものだということが
印象に残っています。英雄とされたインデアンは最後は行き倒れ
で検死もされなかったとのことで、悲しい気持ちになりました。
アレクサンダーも英雄ですが、本当の英雄はアレクサンダーにつき
従って幾多の戦争で死んでいったマケドニア、ギリシャ兵なので
しょう。

[2006年11月27日19時59分]
お名前: 四角五角
 クリント・イーストウッド監督作品「父親達の星条旗」を観てきました。
 
 内容は、硫黄島の戦いで星条旗を掲げた一枚の写真にまつわる話しです。あの写真に写っていた兵士は実は2本目の旗を揚げた兵士達で最初の旗を揚げた兵達は戦死していた。しかし、軍部と政治家は戦時国債の為に生き残った2本目の旗を揚げた兵士3人を英雄として国債購入キャンペーンにアメリカ全土を連れ回す。しかし、3人のうちの一人でインディアンの「」は自分の境遇を不当のものと思いうちに忸怩たるものを抱えていた。衛生兵の「」は納得できないながらも境遇を受け入れていた。最後の兵士はこれをチャンスにのし上がろうと思っていた。三者三様の思いを秘めて、米軍側から見た硫黄島の戦いをモノクロで再現する。

 序盤主人公が襲われる瞬間「危ない!」と思い、その脅威を撃退した後にその脅威が日本人兵士である事を思い出し、なんとも複雑な気分で思いでした。しかし、物語が進むにつれて内容は硫黄島の戦いではなく英雄に仕立て上げられた3人と戦費徴収を必要とした政府の思惑が物語の主となり、見ていて何とも腹の立つ気分となりました。戦費調達が戦争を勝利に導くに必要だったことは分かります。が、個人の思いを無視する政府のやりかたにはやはり好感は持てないです。
 いつの時代も政府は目的達成を最優先して個人の思いを無視する。感じる事は政府が戦場の英雄を祭り上げた時、裏には必ず政府の別の思惑がある。これを痛感しました。そして、彼らの叫び。「自分達は英雄ではない。真の英雄は死んでいった兵士達である」はいつの時代も忘れてはいけないことだと思いました。

 しかし、この作品の監督クリント・イーストウッドはすごい!!原作を知らないけれどあれだけ淡々と反政府的と受け取られかねない物語を作り上げるとは。続編「硫黄島からの手紙」も期待です。

 評価
 不能。名作と言うにはあまりに生々しい。でも、物語の趣旨を忘れてはならない作品だと思います。

[2006年11月27日00時24分]
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