お名前: 四角五角
そんしさんに先に書かれてしまいましたが、私も見てきました「イルマーレ」。なんかこのタイムスリップものって昔から好きなんです。ので、感想へ<(_ _)>
「スピード」で共演したキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが再び共演した作品「イルマーレ」を観てきました。
物語は湖畔に建つ一軒のガラス張りの家からヒロインが引っ越す所から始まります。彼女はポストに次の家の持ち主へメッセージを残してシカゴ市内の新居へ。間もなく湖畔の家に一人の男性が引っ越してきます。ポストにあった手紙を読んだ彼は違和感を覚えます。手紙には岸から玄関へ続くコンクリート舗装の道に犬の足跡は自分が住み以前からあった事。屋根裏にも自分が住む前から箱が置いてあった事。主人公はそれらを確認しますが道に犬の足跡はなく、屋根裏にも箱はありません。不審に思いながらも建築家の主人公は玄関へ続く道を舗装し直していると、どこからともなく犬が現れコンクリートを塗ったばかりの所に足跡を残してしまう。目の前でつけられた犬の足跡と手紙に書かれた犬の足跡。奇妙な符号に彼はポストに彼女宛の手紙を入れます(設定では自宅のポスト手紙を入れると、郵便屋さんが手紙いなを回収してくれるみたい)。ヒロインは医師として新しい職場で戸惑いながらも働いていたが、疲労を感じて先輩医師の薦めもあり職場から遠くへドライブに行った。つまり、自分の旧宅である。旧宅へ着くとポストに手紙がある事に気づく。それが自分宛だと分かりその場で読むと、文面から彼女も違和感を覚えた。幾度か主人公とヒロインの間に手紙のやりとりが行われた結果、主人公はヒロインにとって2年過去にいる存在だと分かる。主人公は幾度か自分をまだ知らないヒロインと出会うが、何も言う事はなかった。そんなジレンマの中で、二人は決意する。互いの時間を超えて会う約束をするのだった。しかし、時を超えた約束の日に彼は来なかった。一体約束をしてからの2年の間に主人公の身に何があったのか?二人のすれ違ったままの気持ちは?
どこかで観たような物語だなと思っていたら数年前に邦画で「ターン」という映画によく似てました。もっともこちらは時間でなく死と生の狭間に彷徨う主人公と生の空間を生きる男というものでしたが。あと「バタフライエフェクト」。こちらはヒロインと結ばれる事のないエンディングでしたが。
感想ですが、可もなく不可も無し。最後をハッピーエンドにするあたりはアメリカらしいと言うか、お客に媚びているという感じがしないわけでもないですが、見終わって暗い気分で劇場を出るよりはましかもしれません。でも、序盤のあの伏線が・・・・。あと、主人公は必死に過去を変えないように自分を押し殺して自分の時間を生きている、自分をまだ知らないヒロインに接するシーンはさすがに切ないというかもどかしい。
そんしさんが言われているとおり、あのエンディングではタイムスリップの必然性というか設定の意味がかなり薄れてしまいますね。何でいきなりポストの内部は時空を超越できるのか?とかあの犬は一体何?etc。でも、あえて言うと気楽に見ることが出来るカップルムービだと思えば多少?の矛盾は笑ってごまかせる・・・かな?ハッピーエンドも。
さて、「マトリクッス」や「スピード」でアクション俳優として認知されているキアヌ・リーブスのあらたな役柄への挑戦作品としての側面がこの作品にはあります。が、それ以前に「恋愛適齢期」という映画で誠実な青年医師という役をやっていて、私には目新しい感じはなかったです。この時は存在感が薄かった・・・。むしろ、こうした好青年役はあっているのかもしれませんが、どこか今ひとつ物足りないものを感じます。なんというか、2枚目だけれどどこか平凡で平坦な感じがぬぐえません。目もとがあまりに涼しげすぎるのかも。
全体として、多少の矛盾はあるけれど時間という壁がじれったいラブストーリーとしてそこそこに楽しめる作品だと思います。今度はキアヌ・リーブスのコメディを見てみたい。でも、あの顔でコメディは無理があるか(^^;)
評価
☆×1>料金分の価値はあり
[2006年10月19日00時40分]
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お名前: そんし
この映画は、きっと四角五角さんは観ないだろうと思ったので、書くことにしました。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」があまりにもひどかったので、このままじゃ映画そのものが嫌いになりそうな気がして、翌週に気分転換と思い「イルマーレ」を観てきました。まあ期待していたわけじゃないので、そこそこ時間つぶしになれば満足と思って。
韓国映画のリメーク版という話だったので、やっぱり冬のソナタみたいな、うそっぽい純愛映画なんだろうと思ったのですが、まあ実際それに近く、昔懐かしい、セットに金のかかっていない舞台ドラマみたいな映画でした。
ストーリーは書かない方がよさそうな気もしますが、観てない人には何のことか全然わからないので、概略書きますと、ふたりのカップルが湖の郵便ポストを使って、メルトモになるけれど、話しているうちに、ふたりの間には2年の時間のずれがあることに気づき、過去にいる男のほうが2年後に彼女に会いに行く約束をするという映画です。
タイムスリップものって最近やたら多いような気がします。脚本が簡単だからでしょうかね。その分、ストーリーに矛盾が多くて、観ていてフラストレーションが貯まりやすい特徴もあります。
この映画の場合もそうで、運命は変えられない絶対的なものであるかのように話が進み「せつなさ」を醸し出していたのに、一番肝心な所で都合良く、死ぬ運命の人を死なないように運命を簡単に変えられてしまう。観ている方は途端に醒めてしまい、「変えられるなら、出会いの最初の時から変えちゃえば簡単だったじゃん!」という、馬鹿馬鹿しさを感じてしまいます。
しかも運命を変えてしまったわけだから、その時間より未来にいる女性のほうは、過去が変化してしまうはずなのに、何で変える前の過去の記憶があるの?変えてしまったのなら、なんでその翌日あたりに会わなかったの?なんていろんな矛盾がでてきてしまうわけです。
よく日本のサスペンスドラマで、最後の15分は延々と謎解きの解説が始まって、しかもその解説の中で初めてあかされる秘密なんてものまで出てきて、それじゃ、いままでの1時間半のドラマの展開だけじゃ、真犯人を推理できないじゃん、と馬鹿馬鹿しさを感じるあの感覚ですね。
なによりも、タイムスリップの必然性がどこにも無い。なんでそんな特殊な事が起きたのかの説明ができていないのです。だから映画館から出るとき、あのタイムスリップを仲介する郵便ポストに、出会った二人が一緒に出かけて行ったらどうなるんだろう?などと皮肉っぽい矛盾が浮かんでしまうわけです。
でも、まあ時間つぶしにはほどよい映画って感じてすかね。
[2006年10月16日11時24分]
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