お名前: 四角五角
今夏最強の熱血おバカ映画「逆境ナイン」を観てきました。原作は島本和彦氏の同名マンガの実写化です。今人的にこの人の漫画は好きなので予告編から見に行こうと思ってましたが、もうあらためて無茶苦茶加減が分かります。コールドゲームにもならず112点も点を取られたり、透明ランナー制が公式野球に導入されてるし。もう、この手の無茶さを笑う事が出来ない人にはつまらない物語でしょう。しかし、私はこの原作者のノリが好きなので全編通して楽しめました。
内容は、弱小野球部の廃部を賭けた野球部員と主人公の様々な逆境を乗り越えて甲子園出場を手に入れる、というだけの話です。
感想ですが、全編全てが荒唐無稽です。野球を題材にしてますが青春野球物語ではなく、主人公が逆境を如何に乗り越えていくかを、バカバカしいノリを楽しむ作品なので細かい事はうっちゃって観るべき作品がこれです。しかし、「おバカ映画」の一言で言い切るにはもったいない!強烈に偏ったノリですが、高校生活というのは今からにして思えば3年間全てがお祭りのような感があり、無茶苦茶なノリが出来て尚かつそれを楽しめる時期でもある気がするのです。そのリアルなノリがこの作品にはある!作品世界は多少誇張をしてますが…。それに、様々な逆境を前向きに捉えて乗り越えようとする主人公のその覇気は羨ましいほどまっすぐ。熱血とか汗まみれとかを嫌う今の高校生に見せてやりたい青春賛歌!な作品なのではないだろうか?
役者さんあですが、主人公を演じた玉山鉄二氏。冒頭ではちょっと違和感を感じましたが物語が進むにしたがい彼のオーバーな演技と漫画の中でのオーバーな演出がシンクロしてきて最後には「あああ、これだ!」と思えました。しかし、この作品で何よりも存在感があったのが藤岡弘!!!原作の役を超えた演技力は圧巻。よくもこんな作品に出演してくれたものだと手を合わせたくなる程に好演してました。細かいところでも試合の中継放送をするアナウンサーに金田明夫氏。強豪校の対戦校に出てくるちょい役教師に小倉久寛氏。駄菓子屋のおばちゃんに内海桂子師匠と贅沢な配役。よくぞ出てくれましたと感謝。蛇足ながら島本和彦氏が現先連載している漫画家を主人公にした作品のその主人公も解説役で出演している辺りがファンにはちょっとうれしい。でもこれって、原作者本人なのかな?
評価
☆×2>余韻に浸れます
[2005年07月16日00時25分]
|
|