テーマ:ローマの少子化問題

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お名前: そんし
塩野七生の「パクスロマーナ」を読んでいたら紀元前のローマに少子化問題があったという話がありました。生活が豊かになると、男も女も結婚したがらなくなり、子供も欲しがらなくなり、少子化問題が発生するというのは、現代でも紀元前のローマでも、同じなんですね。

いつの時代の為政者にとっても、頭の痛い問題だったようで、時のローマ皇帝は、独身の男女や、子供を産まない女性に、とても不利益になる法律を作り、施行したのだそうです。

罰するのではなく、不利益になる法律をつくるあたりが、独裁者といえども市民が納得する政治を心がけていた証拠でしょうね。

子供が産める年齢で結婚しないと、正式な結婚とは認めないとか、子供がいないと相続権が認められずに全財産が没収されるとか。皇帝はいいなぁ、そんな無茶な法律が作れるんだもの、という現代の政治家の嘆きが聞こえてきそうですね。

民主主義の現代では、そんな法律はとても作れないでしょうけれど、子供のいない人に税負担を重くするのは賛成です。ローマに習って欲しいなと思います。でも「世の中には子供が欲しくてもできない人がいるのに、そのような人に税負担を重くするのは民主主義に反していて間違い」と言われ、そんな法律は作れないでしょう。

でも子供がいない人でも、自分が老人になると、社会福祉の世話になるのですから、他人が必死に努力して産み育てた他人の家の子供達に世話になるわけです。自分は子育てしなかったのに、老人になってから、子供がいる親と同じ権利を主張するというのでは、理屈に合いません。子供がいる親には子供を育てる義務があるように、子供のいない人は他人の子育てを金銭的に支援する義務があるという考えも正しいはず。歴史の本を読んでいると、現代の民主主義が先進的なものとは、どうしても思えなくなります。

[2007年07月30日10時26分]
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