記事タイトル:反グロバリゼーション

書き込み欄へ 記事一覧に戻る
お名前: しばい   
 イタリアサミットで、世界が注目したグローバルに
対する反感は、大きな力に育っています。
 アフガン問題でも、旧宗主国に似た制度まで、実際に
提案されています。現在は、ブロック化、旧植民地諸国
といったカテゴリーが使われているよです。
 特に、アフガン問題では、多数派のパシュトゥーン人
が、政府が正常に機能しだせば実権を握るとみて、少数民族
が、そのまま(在日のままの意味)政治難民として認定されて
その実情を訴えるという状態になっています。日本では、
難民にUNCHRが指定しても、入国管理局が認めなかった
り裁判所が、訴えに足る事実認定ができないという理由で、
認められていません。
 アフガンでは、かつてタリバン政権でかなりの人数が、
懲罰解雇される一方、かつて、タリバンだったとされる人も
殴罰雇用ということもあるようですね。多数派とされるパシュトゥーン
人は、パキスタン系の人々で、イスラムのある生活を根ざすという
一種、イラン革命のような改革を目指しているようですね。
戦争で寡婦が増えたから、イスラム化しようとか、モスクが使えるから
イスラムを実践しようというのではなく、日本の現実のなかで、
イスラムを取り戻すためには、寡婦も増えていいじゃないか。モスク
の数までイスラム教徒が減ってもいいじゃないかというところかも
しれません。大きな問題は、ヨーロッパ諸国では、もうすでに、
宗主国としての責任を果たすとか、世界化に疑問を投げかける動き
が大きいことなのです。ユニバーサリズムやアメリカニズムですら
嫌われています。世界的な分業化という、産業界の要請と鎖国的な
ブロック化のなかで、大きく揺れていくことでしょう。
 相互理解を、いくつものセットの中で、限定的にでもステップを
踏んで、ゆっくり対処すべきではないでしょうか。
  しばい

[2002年7月21日 10時54分57秒]

このテーマについての発言をどうぞ。(管理の都合上書き込み時のIP情報を内部保存しております)

氏名
E-mailURL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。