お名前: 素里奈
このように見ると、高麗では既に一三世紀頃には金属活字を造って本を刷ることが活発に行なわれ、金属活字の発明は、それ以前の一二世紀であったとしても無理はないだろう。その例として、一二世紀頃造られた金属活字が国立博物館に保管されている。大きさが一・一x 一・0センチメートル,真鍮を注いで造った『履(尸に復ではなく、復の上に山が乗っかっている字である例:「嶈」のような)字がまさにそれである。この活字は、開城(ケソン)付近の高麗王陵で発見されたが、一九一三年に日本人の古美術商が王宮博物館に売ったものだという。つづく・・・
[2004年11月29日18時59分]
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