記事タイトル:近代と現代の区別について

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お名前: そんし    URL
学術用語としてなら、いろいろと明確になる区切れがあるのでしょうが、一般的に使われる場合は、
使われる場所と、使う人の考えで大きく異なる場合があって、明確な基準を探すのは難しそうですね。
あったとしても世界史と日本史ではだいぶ異なるでしょうし。
ですから、何か区別しようとすると、政治体制が激変した出来事を基準にする場合が多いので、
たとえば武士が台頭した鎌倉時代を中世の始まりとしたり、戦乱が治まった江戸時代以後を近世としたり、
市民の時代になった明治を近代、本格的な民主主義の始まった第二次世界大戦以降を現代とするような
おおざっぱな区別がある程度ではないでしょうか。
おこたえとするなら「統一性はない」でしょうかね。

[2000年11月15日 6時8分54秒]

お名前: 四角五角   
 質問の回答が遅くなりました。イベント【歴史散歩】でサブリーダーをしています四角五角です。
 さて、質問の件ですが広辞苑には各時代区分の説明として以下のように書いてあります。

 古代 
 歴史の時代区分の一。三分法に立ち、中世・近代に対する。世界史的には原始時代のあとをうけて、
文明と階級とが成立しながら、しかも封建社会には進んでいない段階、主として奴隷制を土台とする
社会をいう。日本史では一般に奈良・平安時代を指し、大和朝廷時代(原始古代)を含めてもいう。

 中世
 。古代と近世(近代)との間、主として封建制を土台とする社会。日本史では、一般に一二世紀末鎌
倉幕府の成立から一七世紀初め江戸幕府の確立までをいう。

 近世
 。古代・中世のあとに続く時期。広義には近代と同義で、狭義には近代と区別して、それ以前の
一時期を指すことが多い。日本史では特に封建制後期に当る江戸時代(安土桃山時代を含む場合もある)
を指す。

 近代
 。広義には近世と同義で、一般には封建制社会のあとをうけた資本主義社会についていう。日本史
では明治維新から太平洋戦争の終結までとするのが通説。

 読んでいただけると分かりますが、主に時の政治体制・社会体制を基準にして時代を区分しています。
 ただ、仮に人類の歴史がこの後も何百年も続くと仮定したとき、我々が生きている時代を百年後の
人類の歴史は中世と区分するかもしれませんね。その場合の定義としては統治機構の規模に応じて
区分するかもしれません。
 単純に言うと「一つの惑星にいくつもの主権国家が存在し、互いの利益を主張しあった」時代を
中世と定義するかもしれないということです。
 余談ですが、ガンダムというアニメではアドルフ・ヒトラーを「中世の人」と言ってます。

 それから、近代と現代の違いの件です。これは完全に私の考えなのですが、私の中の現代の区分は
バブル以降を現代と思っています。理由としては政治的には自民党による単独長期政権の終末。経済的
には銀行の倒産。色々ありますが、少し前までなら考えもしなかったことが起き、色んな意味で
それまでの価値観が崩壊したと考えた為です。

 参考文章ばかり長くてすいません。


               四角五角

[2000年11月13日 0時28分20秒]

お名前: 安部茂   
歴史学の素人なのですが、近代と現代の区別についてどのような理由でいつをもって区別しているか
教えて下さい。
それと、古代、中世、近世、近代の区別基準と近代と現代の区別基準に統一性はあるのですか。

[2000年11月5日 22時13分23秒]

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